
今後の展開を占う上で、注目しておきたいのがドルの動き
ここまで年始からドル高の動きが継続した。
ドル指数は今年に入ってからのドル高水準を更新している。
年末年始を挟んで、ドル安からドル高へと流れが変化している。
昨年のパンデミック発生後、長らくドル安相場が続いたあと、年頭にバイデン政権が発足した前後から調整色が強まった。
米国のワクチン接種
感染拡大ペースのピークアウト
欧州などと比較した米国の成長力の底堅さ
米株の好調
米国債利回りのスティープ化
これらはどれを見てもかなりポジティブな雰囲気であることは間違いない。
ある程度経済成長の見込みや実体経済の回復が加速してくると
米金融当局の一部には年後半もしくは年末あたりからは、経済の回復状況をにらにつつ出口戦略の議論を開始するかどうかに注目が集まる。
そうなった時に、いよいよ株が落ち、他のリスク回避のアセットや仮想通貨が買われる局面が再度やってくると思われる。
早くて、4月
遅くても、9月10月頃に警戒
それまでは現状の流れが比較的緩やかな形で続くと思っています。
ドルはこのまま少しずつ高くはなるが、株が落ちたところではドル売りも加速するでしょう。

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ユーロ圏第4四半期GDP速報値は前期比マイナスとなった。
イタリアの首相人事ドラギ前ECB総裁に白羽の矢が立っている。
ドラギ氏のイタリア組閣要請の受諾は好材料となっているが、ユーロ圏経済全体への見通しには不透明感が強いとの指摘があった。
ワクチン接種の計画が行き詰まっており、感染抑制や景気回復に遅れが生じている。
米国の数字はプラス
欧州でのロックダウンの影響で独小売りが不調なことや、ワクチン接種が英米と比較すると遅れていること、ECB当局者からのユーロ高けん制など、ユーロ独自の売り材料も指摘された。
豪中銀は予想外に債券購入プログラムの追加策を発表
豪州西部の西オーストラリア州で感染力が強いといわれる英国型および南ア型の新型コロナウイルス変異種の感染患者が見つかり、州都パースなどで昨日からロックダウンが開始された。
英中銀は、市場のマイナス金利導入への思惑をけん制
英欧製造業PMI確報値はいずれも速報値から上方修正された。 市場での年内利下げ期待は後退し、少なくとも向こう半年は動かないとの見方に変化した。